商品詳細

Product

INFINITE POSSIBILITIES

ダクトレスヒュームフード

    • その他

メーカー名:オリエンタル技研工業株式会社

概要

有害ガスを高性能フィルターで吸着し、クリーンエアーを実験室内に循環排気するヒュームフード(ドラフトチャンバー)。
排気ダクトが不要でコンセント接続だけで動くためどこにでも設置できる、有害ガスの新たな暴露対策ソリューションです。

ラボの「省エネ」 そのカギは「ヒュームフード」に

環境問題への関心の高まりやエネルギー価格の高騰が続くなか、各企業・組織における「省エネ」への取り組みがますます重要になっています。
ラボにおいても、エネルギー消費量の削減は避けては通れない課題です。なかでも、ヒュームフードに関わるエネルギー消費は膨大で、ラボ全体の50% と言われています。
その主な原因は、ヒュームフードそのものではなく、空調機により温調された空気が屋外に排気され、それに伴い給気量が増大するためです。

特長

省エネ+ランニングコストの低減

従来の屋外排気方式のヒュームフードでは、空調されたエアーが屋外に排気されてしまい、大きなエネルギー消費が発生します。
一方、ダクトレス式のフードでは排気されたエアーは再び室内に循環されますので、空調負荷を低減しランニングコストを大幅に低減します。

労働安全衛生法規制物質の取り扱いも可能

労働安全衛生法上の規制を受ける物質も、「発散防止抑制措置」として所轄労働基準監督署に申請、使用許可を得ることで取り扱うことが可能です※。
※条件によっては許可が得られない場合があります。

接続工事不要+イニシャルコストの削減

従来の屋外排気方式のヒュームフードでは、ダクト配管が必要となりますが、ダクトレス式のフードではその必要がありません。
そのため、工期が大幅に短縮することにも、イニシャルコストの削減にも大きく貢献します。

移動も簡単、直ちに使用可能

キャスター付きの架台に設置すれば研究室で使用したい場所に手軽に移動でき、部屋内の空調バランスを乱さずに簡単に据付できます。

空調負荷の少ない省エネ型ヒュームフードが電気代の削減に貢献

ダクトレスヒュームフードは、室外に空気を排出しないため、排気を補うための給気を行う必要がありません。
そのため、屋外排気方式のヒュームフードと比較すると、年間電気代を約95%削減することが可能です。
※31円/hWhとして算出(全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」より)しています。実際の消費量・料金は様々な要因によって異なります。

フランス「AFNOR NFX 15-211:2009 規格」準拠

AFNOR NFX 15-211:2009規格とは

フランス規格協会(AFNOR)により制定されたこの規格は、作業者が暴露したとしても健康に悪影響をおよぼさないと判断される暴露限界値の設定されている化学薬品を取り扱う研究や分析を行う際に使用される、フィルトレーションヒュームフードの安全性を確保するための基準です。

フィルター性能

フィルター性能では、フード内で取り扱われる有害物質のフィルター捕集量およびフィルターで浄化後の排気エアー中の有害物質濃度が規定されています。

封じ込め性能

フード内の化学ガスや粒子が、研究室内に漏洩することなく、適切にフード内に封じ込められるよう、フードの封じ込め能力が明確に規定されています。

封じ込め性能テスト

SF₆( 六フッ化硫黄)トレーサーガスでダクトレスヒュームフードの封じ込め性能が決定されます。
SF₆ トレーサーガスをフード内で放出し、フード開口部にグリッドセンサーを設置し、開口部におけるSF₆ トレーサーガス濃度を測定します。AFNOR NFX 15-211:2009 規格では、グリッドの測定位置でのSF₆ 濃度を最大0.1ppm と規定しています。

面速

適正面速は、装置から作業者への有害物質の暴露を抑制します。
前面パネルが固定されたダクトレスヒュームフードでは、サッシ開口部の特定の位置での面速が0.4 ~ 0.6m/s でなければなりません。また、リアルタイムに面速を監視するモニターシステムを搭載していることが要求されています。

化学薬品ガイドの添付

本ガイドには、使用者が装置を安全に使用できるよう、AFNOR NFX 15-211:2009 規格に基づき、ダクトレスヒュームフードで排気浄化される化学物質に関して、下記項目が記載されている必要があります。
・化学薬品名 : 化学式、CAS 登録番号、沸点、分子量、飽和蒸気圧
・フィルターに対する飽和状態検出システムのタイプ
・適正フィルターの種類と通常運転フェーズ間での捕集容量
・フード内で取り扱うことができる最大の化学物質量

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