概要
業界”最速”の高速シャッター。フィルターホイール内臓の赤外線ハイスピードカメラ。
特長
極めて高速・高感度の長波長赤外線(LWIR)カメラ
ひずみ層超格子(SLS)検出器により、短いスナップショット速度や広い温度帯に対応し、既存の長波長赤外線(LWIR)または中波長赤外線(MWIR)カメラよりも優れた均一性をもたらします。
オンカメラRAM/SSDへの録画機能
画像をカメラで観ることも、より高速なオフロードや迅速な公開のため取り外し可能半導体ドライブ(SSD)に保存可能です。
電動4ポジションフィルターホイール
電動4ポジションフィルターホイール等を備えているため、研究室と試験場の両方で高速イベントのストップモーション機能を提供します。
ソリューション事例
カーボンフリー社会に貢献する温室効果ガス可視化技術
カーボンニュートラル社会に向けて、CO2の高精度検出、可視化技術のニーズはますます高まっていてます。
しかし、一般的なCO2検出センサーは基本的に点計測且つ瞬間的な評価には向かないことから、CO2ガスの発生や漏れ・吸収の評価には使いにくい問題があります。
こうした課題を解決できる技術として、検出ガスの分光特性に特化して独自に構築した赤外イメージング装置を提案しています。
通常の赤外線カメラでは感度が不足しがちな用途でも、高い感度でCO2検出が可能になりました。
更に、ガス種に応じた波長フィルターの選定と、波長フィルター自体をセンサに組み込んだ独自技術により、高い感度と高速性を実現したイメージング評価が可能になっています。
- 燃焼時におけるガス可視化
- 農業における二酸化炭素循環評価
- 呼気の可視化
- 高機能材料から発生するガスの可視化
波長感度 | 遠赤外LWIR 7.5~10.5μm |
検知センサ | SLS, 25 μm pitch |
アプリケーション | 高速シャッター温度解析、低温・氷温度、広範囲温度レンジ |
画素数 | 640 x 512 |
撮影速度 | 最大画素:1,000 fps @ 640 x 512 pixel 最高速度:29,000 fps @ 640 x 4 pixel |
常温撮影時の露光時間 | 0.16 ms |
温度分解能 | < 0.040℃ |
計測可能温度 | Standard:-20~350 ℃ Optional:最大 3,000 ℃ まで |
センサ冷却方式 | スターリングクーラー( -190 ℃ 以下) |
対応レンズ | 専用レンズ、接写リング対応 17/25/50/100/200mm |